2011

RM 033

オートマティック エクストラフラット

キャリバー RMXP1

スケルトン加工が施された自動巻きムーブメント、時・分表示、モノブロック構造のプラチナ製ローター(オフセンターに配置)。

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ほとんど目に見えない何かを実現することを目指す時計職人の専門知識の世界では、超薄型ムーブメントは最も繊細でエレガントなものとされます。手を加えられるスペースが限定的であることを考えると、このモデルの制作上の課題はさらに困難なものとなります。

超薄型の自動巻きウォッチであるRM 033の場合、その特徴の一つは、キャリバー RMXP1の自動巻式マイクロローターの位置でしょう。ムーブメントの中央ではなくサイドに設置することで、貴重な数ミリメートル分を全高から減らすことに成功しています。

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こうして、33 mmの直径に対して、厚さがわずか2.60 mmしかないムーブメントが発表されたのです。オフセンターのローターでも巻き上げ機能を最適化できるように、完璧な重量バランスを追求する中で両方向へ巻き上げるデザインとなりました。プラチナがローターの素材に使用されていることも、効率的な巻き上げや超薄型ムーブメントのコンパクトなサイズにつながっています。



29石のストーンが施されたキャリバー RMXP1は、振動数3Hzの可変慣性フリースプラングテンプを搭載しています。究極のイノベーションを象徴するテンワ。衝撃を受けた場合やムーブメントの組み立てと分解の際に、より高い信頼性を約束し、長期間にわたり優れた計時精度を保証します。一般的なインデックスはなく、テンプに直接取り付けられている4つの調節可能な小型の調整用ウェイトより、正確で反復可能な調整が可能です。

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キャリバー RMXP1の制作においては、地板、ブリッジ、テンプ受けにチタンを採用しました。Titalyt®処理を施したグレード5チタン製地板とブラックPVDコーティングを施したブリッジにより、超薄型のアセンブリ全体に優れた剛性と、輪列の極めてスムーズな動作を確保するのに不可欠な高い表面平坦性をもたらしています。



地板とすべてのチタン製部品は、厳しい強度要件を満たすために、個別の徹底した検証テストが課されています。

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RM 033のラウンド型ケースは直径45.70 mmのデザインでありながら、厚さはわずか6.30 mmしかありません。曲線を描くケースバックはリシャール・ミル コレクション全体に見られるトレードマークです。この3層構造のケースはラグがケースに完全統合され、2つのニトリル製O-リングガスケットで30mの防水機能を保証しています。ケースの組み立てには、16本のグレード5チタン製スプラインネジと、316Lステンレススティール製の耐摩耗性ワッシャが使用されています。

可変慣性フリースプラングテンプ、約42時間のパワーリザーブ、ムーブメント全体に使用したスプラインネジ、ケースの厳密な設計と仕上げ、そしてダブルOリングで保護したセラミックス製リューズ。こうした多くのディテールが、このシンプルでエレガントな腕時計のシグネチャーとなっています。

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RM 038
トゥールビヨン バッバ・ワトソン
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ラファエル・ナダル
ネクスト